パートナーズネットワーク

Zoomで地域での活動経験を交流 報告

日時7月16日18:00~20:00 オフィシャル

20:10~21:00 延長戦

テーマ

1、東京の人  都議選での取り組み、そこから見えた課題

2、それ以外の人  外から見た都議選の感想、地元での最近の取り組み

3,総選挙にパートナーズとしてどう取り組むか

 

参加者 東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、茨城県、大阪府 36名

 

司会  一ノ瀬(中野区)敬称略

経過報告 可児(大田区)

2018年春、立憲パートナーズ制度が発足。その後いくつかの地域でパートナーズのグループ活動が始まる。

2019年10月13日 杉並パートナーズ有志の会の呼びかけで、第1回交流会が開催された。

首都圏5グループ20人が参加。各地での取り組みや課題について意見交換が行われた。

2020年1月19日 立憲パートナーズ大田の会担当で品川の民間会議室で第2回交流会が開かれた。

7グループ17人が参加。「各地事例報告」「直面している課題」「立憲民主党や地域の他の団体との関係」などについて意見交換がされた。

2020年2月16日 「立憲フェス2020」に有志でブース出展。

その後コロナ感染の広がりなどからリアルでの交流会は持てなかったが、折に触れてML上で意見交換が行われてきた。

非公式ながらZoomで情報交換が1度行われた。

 

主に前半の報告から

前半は主に東京の参加者から、7月4日の都議選での取り組みとその中で感じた課題などのついて報告された。

各地域での状況などで取り組みの形や関係の濃淡の違いは大く、選挙区、候補者事情によって取り組みに大きな違いが出た。

 

*そもそも立憲の候補者がいなかった。

1区つながりで新宿区の方へ参加。千代田区(神谷)

つながりのあった町田市選挙区に参加した。

最初、小平に参加して、その後に東村山に参加しました。最後、用事があって武蔵野市にも参加。清瀬市(清水)

候補者はおらず都民ネットワーク候補を推薦。支持を呼びかけられたが参加せず。北多摩2区(山本レポートで報告)

*候補者はいたが、関係がうまく作れなかった。

連絡先を探すのも大変。事務所を訪ねたら手が足りてるといわれたが準備がなにもできていないようだった。

5人区で7位。江戸川区

選挙が組織化されていなくてどんな活動をしたいのかもわからないところもあった。誰が指示を出すのか、

集まってきたボランティアやパートナーズに何をしてもらうのかはっきりしてほしかった。

 

*活動に参加はしたが、ボランティアへの対応などについて、はっきりしていなかったのでうまくかみ合わなかった。

候補は区議2期経験していたが、区議選と都議選では取り組み方が違う。準備不足・経験不足と感じた。

区議選を都議選に拡大しただけとの印象。スタートが遅かったし、ボランティア窓口が機能していなかった。
5位で次点だった。新宿区(佐藤)

6人区で事前調査では6位と言われていたが次点で落選。都連、選対、パートナーズと統一が取れず、機能しなかった。

最後に都民ファーストにごっそり持っていかれた感じがした。足立区(高山)

 

*選対の中には入らなかったが、役割は果たせた。

駅頭の宣伝活動やポスティングなど最後までともに活動した。聴覚障害の候補が北区から来たため、事前の活動として障がい者の状況を知る学習会を開いた。区内の最低投票率地区に10%UPを呼びかけるチラシをポスティングするなど独自の取り組みも行った。

公設掲示板12ブロック約100枚を担当した。7人区で3位当選 大田区(可児)自民3人立候補2人落選、よかった。(仲田)

都議選直前にスタートしたが候補者の評判も良かったのでスムーズに進んだ。4人区4位で滑り込み。品川区(横嶋)

激戦区だった。定数3で5位。自治体議員、組合の方に比べパートナーズは力不足だった。

今後動ける人を増やしていきたい。北多摩3区(八田)

今回自分はあまりかかわれなかったが8人区で立憲2人当選。世田谷区(村上)子供の政策を強く訴えていた風間さんへは後半ママさんボランティアが集まっていたようだ。(一ノ瀬)

 

*選対の一員として活動できた。

杉並区は6人区で4位で当選した。基礎票は共産より立憲が多いはずだが、共産は2位当選。選挙は立憲総支部全体、労働組合、市民団体の3本柱で戦い、チラシ全戸配布2回など連日頑張った。

総選挙に向けて、パートナーズ、党員、サポーターの三者をどうつなげていくのか課題もある。杉並区(田中)

無所属の立憲推薦池尻さんの応援に参加。区議を長くやっていた方だったので、地域の課題に取り組んでいる市民団体が中心で、地域に 合った特別バージョンのチラシを作るなど熱い人が多かった。700票ほどの差で次点。ボトムアップの選挙を実践していた。パートナーズとして学ぶ点が多かった。練馬区(高橋)

「都政を変えよう!中野の会」を中心に野党共闘が出来ていた。YouTubeライブ24本UPなどSNSの役割を主に担った。

3人区トップ当選。中野区(一ノ瀬)

藤井さんと「池尻さん」の応援に参加。総支部長の山岸一生さんが衆議院選に向けた取り組みと連動した形で進めていた。

定数7,2位当選 練馬区(海老原)

グループではなく個人で参加。4月後半にパートナーズ事務局から連絡があった。ポオスティングや街宣ほぼ連日参加。掲示板も連合の人と組んで30枚貼った。5人区5位当選 八王子市(加藤)

引っ越ししてきたばかりだったのでパートナーズ選対東京にかかわった。活動したい人を地元につなげる取り組みをした。国立(岸田)

 

後半から延長戦での報告から

東京以外の地域からの参加者からの報告から

*神奈川

一昨年スタートした。選挙の時だけ活動するのではなく日頃から候補者のチラシのポスティングや学習会・講演会などに取り組んでいる。都議選は党から情報が届いたのが遅かった。8月に横浜市長選がある。10人立つといわれている。山中さんの街頭活動なども行っている。横浜栄区(西岡)

*千葉

都議選ではSNSで案内があった五十嵐さんの応援に入った。とても入りやすかった。武蔵野市選挙区。1人区で当選。(瀧沢)

立憲と共産が協力したところは成功したように見えた。その辺が課題、党本部にパートナーズとしても働きかけては。(陣内)

*埼玉

埼玉ではパートナーズの会のようなのは聞かない。総支部から活動をお願いしているところもない。都議選はパートナーズとうまく連動出来たところは結果も出たのかなと感じた。(沼田)

*茨城

今茨城で活動しているわけではないが、今までの街宣活動などでの経験から演説やチラシの見せ方を工夫することが大事ではないかと感 じた。(中倉)

*栃木

中野区の西沢さんの応援をSNSで行った。市民がすんなり入っていけるような窓口・体制が出来ている選挙事務所が必要だったのではないか。その辺が明暗を分けた。(二見)

*大阪

大阪ではまだパートナーズのグループとして活動しているところは知らない。関東での動きは参考になる。(中務)

 

報告から浮かび上がったポイント

1.候補者や選対との関係がスムーズにいかない

*候補者、選対の考え方姿勢が一番大きいのか

*ボランティアやパートナーズを受ける窓口・体制のノウハウがない

*パートナーズの側の日頃から総支部や地元議員とのつながりが少ない

2.立憲民主党の方針としてはっきりしたものがない

*組織政党ではないといっても最低限の組織化が必要だ。そのような場を作るのは党だと
思う。そこに行けば誰かがいるという場が

あるといい。東京8区(山田)

*候補者側に、地域のパートナーズやサポーターなどとの、協力関係を作る指示がされて
いるのか、

*全国で地元の活動を作るために積極的に地元パートナーズの会を作る必要がある。(二
見)

*立憲の都連と地元との連携がスムーズでない感じがした。大田区(向達)

3.パートナーズの日頃の活動が必要

*選挙が始まりそうなので動き出しても遅い、日頃の活動を発展させることが必要。大田
区(下平)

*少人数では限りがある、総支部との連携でパートナーズのつながりを広げる

*地元の市民グループとのつながり

練馬の推薦候補池尻さんの支援を行った練馬区(安さん)の事例。

「区政を変える会中野」との取り組みの事例(一ノ瀬)

*労働組合とのつながり

以前の組合活動の経験からも組合を動員できれば大きな力になる。杉並は連合内の私鉄総
連が主力で前向き。官公労からの支援を要請中。市民の方は、現在「野党共同候補の実
現」に向けて3000人を目標に署名活動中。杉並(田中)の事例。

一言で連合が~とかではなく地元の理解ある組合に協力をお願いすることも大事。JP労組
が良く協力してくれた。大田区(山口)

4.取り組み方法のレベルアップも必要

*電話かけマニュアルを作る

*SNS活用術を広める

*ボランティアの呼びかけ、受け入れ体制のノウハウ、マニュアル作り

5.党本部への提案・要請を行う

*2016年ころから憲法リレートークを各地で行ってきた。立憲民主党の立ち位置を明
確にしてほしい、リアルパワーはどこにあるの か江戸川区(森田)

*各地区でどう取り組んだかと同時に都議会選挙全体をどうとらえるかの検討も大事。(山本)

今後の総選挙にどうつなぐか

パートナーズ・ボランティアが入りやすい選対をどう作るかという事が一つのポイントのようでした。そのためのノウハウをまとめたものを作る必要があるようです。

組織政党ではないからというだけではだめではないか。新人で届かなかったところは最後の一押しがなく競り負けている感じもした。公明党は全員当選は無理と言われたが最後の最後で滑り込んだ。その辺が組織力の違いではないかとの指摘です。

始めの世論調査では都民フアーストが大きく後退、自公で過半数という見方が流れた。流石に自公で過半数はだめだという声が広がった。その批判票を受け止めて立憲の候補が浮かび上がるのではなく、小池知事の動きもあって都民フアーストの盛り返しにつながってしまった。

強行されるオリンピック、でたらめなコロナ対策での都民の切実な声や怒り、その風を受け止められていなかった印象があるようです。

総選挙に向けて、パートナーズ自体の活動力の強化が必要との声は多くありました。選挙が近くなって動き出すのではなく、日頃からの活動と候補者との連携づくりを進めていくことが、時間はかかってもスムーズな活動を作るカギのようです。

パートナーズは党と市民の中間に立てる可能性があるといえます。今後も地域での実践を積み上げて前へ進めていきたいと思います。(可児)

===========================================

<後日意見の追加>

今回の対象が都議選であったので、各候補者には独自の選挙スタイルがあって、それぞれのやり方には統一が必要でもなかったし、同じスタイルを目指していくものでもないと思います。

現実には、選対や組織としてどういう戦い方をするのか関わろうとするパートナーズ(ないしはボランティア)に意思表示があったケースが少なかったようだと皆さんの話を聞いて感じました。

しかし、これからの目標が秋の衆議院選挙であるなら、それに向けて使える内容に集約させていくことが必要だと思いますが、如何でしょうか。

単に都議選の反省会だけに終わらない活動になるよう期待しております。

その観点からついでに書きますと

パートナーズのレベルでは先の都議選についてのもっと具体的な自己評価が必要だと思います。

単に当選・落選の報告だけでは無く、多少関わった者としてその結果に繋がった中身の分析まで ―― 少なくとも組織論などの観点からーー深めていくことができれば、こういう会議は非常に有効になると考えるのですが(普通に考えるとそういう分析は各候補者が自身で行えば良いこと、となるのでしょうか?)(海老原)

神奈川でも同様の取組み(市民連合を機能させ交流する)ができないか模索を始めました。
同時に二見さんご指摘の「全国で地元の活動を作るために積極的に地元パートナーズの会を作る必要」を私も感じます。
可児さんの「パートナーズは党と市民の中間に立てる可能性がある」にも同感です。

提案と言うのは;
例えば以下のような内容をチラシ風の資料にまとめて、全国に発信しませんか。
会を作ったら、すぐにもとりかかれるように。

・交流会に至った経緯。
・交流会のテーマと発言の要約
・今後の活動に役立つ指摘
(投票率10%アップの取組みの写真もぜひ挿入)
・今後の総選挙にどうつなぐか

もちろん一番大事なのはなぜ、いま、パートナーズの会が必要なのか?ですが。(西岡)

R030716交流会報告

 

投稿者 zebraman

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP