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安倍・菅政権のCovid-19に対する戦いの「失敗の本質」

(@加藤@八王子)
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加藤@八王子です。

 
政府のコロナ対策の失敗で医療崩壊が進んでいます。菅内閣は総辞職して枝野代表を首班とする危機管理内閣を作るべきだと思いますが、その前に安倍・菅政権の「失敗の本質」を同名の戸部良一他著の本(中公文庫)ー日本軍の組織論的研究ーを引用しながら考えてみました。新政権は同じ失敗を繰り返さないようにしなければなりません。それにしても、80年前の失敗がほととんど同じように繰り返されていることに愕然としました。
 ところで奇しくも本日「枝野ビジョン」が発売されました。読むのが楽しみです。
 
1.ノモンハン事件ー失敗の序曲
 作戦目的があいまいであり、中央と現地とのコミュニケーションが有効に機能しなかった。情報に関しても、その受容や解釈に独善性が見られ、戦闘では過度に精神主義が誇張された。
 
2.ミッドウエー作戦ー海戦のターニング・ポイント
 作戦目的の二重性や部隊編成の複雑性などの要因のほか日本軍の失敗の重大なポイントになったのは、不測の事態が発生したとき、それに瞬時に有効かつ適切に反応できたか否か、であった。
 
3.ガダルカナル作戦ー陸戦のターニング・ポイント
 失敗の原因は、情報の貧困と戦力の逐次投入、それに米軍の水陸両用作戦に有効に対処しえなかったからである。日本の陸軍と海軍はバラバラの状態で戦った。
 
4.インパール作戦ー賭の失敗
 しなくてもよかった作戦。戦略的合理性を欠いたこの作戦がなぜ実施されるに至ったのか。作戦計画の決定過程に焦点をあて、人間関係を過度に重視する情緒主義や強烈な個人の突出を許容するシステムを明らかにする。
 
5.レイテ海戦ー自己認識の失敗
 ”日本的”精緻をこらしたきわめて独創的な作戦計画のもとに実施されたが、参加部隊(艦隊)が、その任務を十分把握しないまま作戦に突入し、統一指揮不在のもとに作戦は失敗に帰した。レイテの敗戦は、いわば自己認識の失敗であった。
 
6.沖縄戦ー終局段階での失敗
 相変わらず作戦目的はあいまいで、米軍の本土上陸を引き延ばすための戦略持久か航空決戦かの間を揺れ動いた。とくに注目されるのは、大本営と沖縄の現地軍にみられた認識のズレや意思の不統一であった。
 
あまりに長くなってしまうのでこの本の引用はここで止めます。
今まさにコロナとの戦いは太平洋戦争のインパール作戦(しなくてもよかった作戦)直前に来ているように感じます。すなわち、オリンピック強行開催作戦です。菅は五輪を開催するために限られた医療資源をなりふりかまわず投入しているように思われます。この盲動をなんとしても止めなければなりません。国民の8割はオリンピック開催に反対しています。民意に敏感な小池都知事が突然中止を言い出すのではないかとの観測が一部メディアの間にあります。もしそうなればそうなったほうがいいと思います。早期にオリンピックの中止を政府に決断させ、あらゆる医療資源をCovid-19対策に投入すべきだと思うからです。今の状況で医療資源をオリンピック開催に割くことは自殺行為です。沖縄戦の玉砕に至らないよう市民が監視・活動しなければなりません。。
 もうひとつワクチン接種について触れたいと思います。これについてはあまりにも情報が開示されていないと思います。ファイザーのワクチンはどんなスケジュールで何人分調達されるのか、モデルナの承認はいつおりるのか。日本人への治験はどれぐらいされたのか。どんなスケジュールで何人分調達されるのか。アストラゼネカの承認はいつおりる見込みなのか。どんなスケジュールで何人分国内生産・調達されるのか。リスクはなにか(血栓症など)。ワクチン接種の場所とマンパワー(受付・問診・打ち手等)はどんなスケジュールで何人確保する計画なのか。ワクチン接種の管理システムはどのように構築されているのか。あらゆる情報が断片的にリークされ、正しい情報にアクセスすることができません。自衛隊のおそまつな接種管理システムが自治体のシステムとは独立して構築されていて、適当な番号で予約できてしまうという想像もできないミスも発覚しました。政府がまともに機能していません。太平洋戦争末期の大本営と同じ道を歩んでいるように思います。政権の失敗・失政で死ななくてもいい人が多数亡くなっています。こんな状況は一刻も早く終わらせなければなりません。
 
加藤@八王子
引用
Topic starter 投稿済 : 20/05/2021 8:39 pm
zebraman reacted
(@hayate)
メンバー

失敗の原因はおっしゃる通りいろいろ考えれますが、以下が大きいのかなと思っています。失敗学の本に

出て来そうなことばかりです。

 

・頼りになるブレインを置かず、独力で判断、解決しようとした。

・厚労省医系技官系の特定のグループの意見しか聞かず、児玉先生、上先生などの反対意見に耳を傾けようともしなかった。

・分科会の位置付けが不明確で、政治向きのことまで発言させ、純粋医学的な判断と混同させた。

・厚労省内のガバナンスが不適切で、大臣のPCRを拡大せよとの指示が医系技官によって握りつぶされるような事象が発生した。医系技官問題は巨大化した厚労省のガバナンスの問題と併せ検討すべきである。PCRに加えワクチン確保の遅れも厚労省医系技官の責に帰するところが大きいようである。

・オリンピック開催を急ぐあまり、事態を徒に楽観視し、判断の誤りを招いた。

 

おっしゃる通り太平洋戦争末期の様相と酷似しています。玉砕に付き合うわけには行きません。

なぜオリンピックにこれだけ固執するのか全く理解出来ません。

 

オリンピックだけは何としても止めさせねければなりません。リスクが過大です。とは言っても有効な手段が見つかりません。

私は、内閣府、厚労省、東京都などの国民の声窓口に電話をかけていますが、効果は???です。

ツイッターデモも馬耳東風なんですからね。小池百合子も時機を失したようです。

 

返信引用
投稿済 : 20/05/2021 10:02 pm
zebraman reacted

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